FPSの代表作、ゲーム史に残る名作DOOMがついに登場! …しかしキャラクターの移動が自動で行われるため、FPSというよりガンシューティングになってしまっていたのは予想外でした。 自分のように「DOOM」を期待して購入すると肩すかしを食うでしょうね。 一目でガンシューティングだとわかるタイトルにしておいた方が紛らわしくなくていいんじゃないかと。 とはいえiPhone/iPod touchで遊べるガンシューティングとしては最高級のグラフィック・フレームレート・演出で1200円という値段にも納得させられるだけの迫力があります。 さすがに「DOOM」の名をつけるだけあって力の入った出来だなと感じました。 本格FPSでなかったのは正直残念でしたが、できることを絞っただけに問題のない操作性で爽快なプレイが楽しめます。 加速度センサーで照準を合わせ、射撃・リロード・回避動作・武器の変更はそれぞれ四隅のボタンをタッチするだけ。 アイテムの拾得は直接アイテムをタッチ、敵につかまれたら本体を振って回避なんて操作もありますが、総じてシンプルでわかりやすい操作体系です。 そしてこのグラフィックとフレームレートのわりに、動作の不安定さを微塵も感じさせないのは何気に凄いのではないでしょうか。 まだ2時間ほどしか遊んでいませんが、落ちるどころか重く感じることさえ未だに経験していません。 また頻繁にオートセーブが入るため、少しの空き時間でも遊べるのも嬉しいところでした。 ウン十時間遊べるものではないのはジャンル的にしょうがないのかな。 難易度も4段階ありますしクリア後でもスコアアタックが楽しめそうですが、どうしても限度はありますよね。 あとせっかくこのプラットフォームで出す以上はネットとの連携にも力を入れて欲しかったところです。 とりあえずid Softwareはなかなかヤル気だな、という気はしました。 ゲーム自体には価格のわりに短いとか、期待していたFPSの大作ではなかったとか、不満がないわけでもないのですが。 次はがっつり遊べる本格FPSを期待しています。